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看板商品の「横濱ハーバー ダブルマロン」=ありあけ提供

 船をかたどったデザインの横浜銘菓「ハーバー」。1954年に前身の「ロマン」が発売されて8日で70周年を迎える。

 「売り上げよりもファンづくりに力を入れている」。ありあけ(横浜市中区)の堀越隆宏社長(56)がそう言い切るのは、理由がある。

 1999年、不動産投資に失敗したことなどが原因で当時の製造元だった有明製菓が倒産し、ハーバーをつくれなくなったからだ。

 「あの、ありあけのハーバーをもう一度。横浜を代表するお菓子を復活させてほしい」

 翌年、地元ファンや元社員らが立ち上がり、「ハーバー復活実行委員会」が結成された。

 これに加わったのが、和菓子職人だった牧島演信・現ハーバー開発部長(59)だ。

 ハーバーをつくっていた有明製菓はもともと和菓子製造業者で、戦後に洋菓子の開発を始めたという。66年には港町横浜にちなんで商品名を「ハーバー」に改めた。

和菓子職人も驚いたレシピ

 「皮であんを包む製法は『和…

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